みなさま、このたびの『京都で冬休み』のプランには、物心両面にわたる、多くの温かいご支援・ご協力を賜り、本当に有難うございました。5日の16時に京都・JR二条駅に、福島、宮城から6組、14名の母子をお迎えして始まったプランは、大きなトラブルもなく、無事終了することができました。今頃、参加されたみなさんは、新幹線等の車中の人だと思います。
最初は、緊張の面持ちで、ぎこちなかったお母さんや、子どもたちでしたが、歓迎の夕食会の頃から、子どもたちが打ち解けて、徐々になごやな空気に包まれて行きました。6日の午後には、菅野さんを交えて、お母さん方と交流会を持ちました。なかなか、周囲の人に話すことのできなかった胸の内を、それぞれのお母さんたちから話して頂き、お互いの事情を詳しくやりとりすることで、内容の濃い、充実した交流会になりました。お母さんたちも、すっかり仲良くなり、お互いの連絡先を交換されていました。
府立ゼミナールハウスのスタッフの粋な計らいで、6日の午前中には、餅つきをして頂き、みんなで、お腹いっぱい搗きたてのお餅を頂戴しました。
7日の午後には、たまたま、京北地区の成人式がゼミナールハウスで開かれていた関係で、やはり成人式向けのサプライズ企画の太鼓披露にも、飛び入りで演奏を聴くことができました。さらには、成人式の実行委員長の呼びかけで、福島のお母さんが、ひとことメッセージを求められるハプニングもありました(京北の青年男女は、しっかりしていて、本当にすがすがしい若者たちでした)。
子どもたちは、雪合戦や雪だるま作り、凧揚げで外でしっかり遊んだのに加え、カルタ遊びやブロックや積木遊びなど、京都や滋賀のお母さんなどからお借りしたたくさんのおもちゃや絵本で、心ゆくまで、楽しんでくれたと思います。
天候や気温など、なかなかコンディションが整わず、うまくいかなかったポリ袋熱気球でしたが、7日の夕食後に、みんなの協力で、たかだか3~4メートルではありましたが、これまた、無事、上げることに成功して、胸をなでおろしているところです。
とにかく、事故がなかったことで、ほっとしているのが今の正直な気持ちです。府立ゼミナールハウスのスタッフのみなさんを始め、このプランにご協力くださったすべてのみなさまに、感謝の思いを捧げるとともに、とりあえずのご報告といたします。(滝澤)
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避難の親子、新年楽しむ 京北で交流
(京都新聞 2012年1月7日記事)
東日本大震災で被災した福島県や宮城県の親子17人がいま、京都市右京区京北を訪れ、交流している。京都市内のボランティア団体「京都から東日本大地震被災者を支援する会」が企画した催し。6日は、もちつきや雪遊びを楽しみ、新年の穏やかなひとときを過ごした。
訪れているのは、福島原発事故の影響を受けている福島、いわき両市などの子どもと母親。同会代表世話人の滝澤寛さんは「子どもたちを(被ばくの心配な く)屋外でいっぱい遊ばせてあげたいし、お母さんにもリラックスできる時間を」といい、5日から府立ゼミナールハウスに3連泊している。
伏見区で娘2人と避難生活をしている菅野千景さんも合流。夫は福島市の自宅に残って仕事をしている菅野さんは「京都では(放射能を心配せず)子どもが雨 にぬれたり、何にでも触れたり、当たり前のことができます。みなさん、親切ですが、一方で帰りたい気持ちにフタをしているかも」と話し、訪れたお母さんた ちもうなずいていた。
京北を訪れ、交流する福島、宮城の被災地の親子ら(京都市右京区京北下中町・府立ゼミナールハウス)
滝澤さん、宮腰さん、スタッフのみなさん、企画が無事に終わってよかったですね。宇部からお祈りしていました。
返信削除これからもできる形で被災されたみなさんに寄り添ってまいりましょうね。
お疲れ様でした。ご報告を楽しみにしています。
えんどうまめ 石川悦子
石川さま
返信削除投稿の公開が遅れ、恐縮です。ボンヤリしていて見落としました。申し訳ございません。報告も、いつちゃんとできるか、心許ないのですが、近日中に財務報告をブログでしたいと思います(スタッフの交通費等の精算が進まず、まだ概算ですが...)。
今後とも、よろしく、お願いします。
滝澤