2011年11月30日水曜日

冬休み 被災者受け入れ情報/北海道・札幌

冬休みの被災者受け入れ情報は、やはり需要が高いようです。川崎の情報へのアクセスも大変多かったです。川崎の受け入れの締切は12月3日まで延びましたので、プチ保養をご検討の方は、まだ間に合います。今回は、1月末まで、関東以北全般から受け入れをしている北海道・札幌の「あったかい道ハウス」さんの情報です。ご参考になさって下さい。
みちのく会ブログ http://ameblo.jp/coco-kara-hokkaido/

●追加情報
NEW!  私たちも受け入れプランつくりました!
「京都で冬休み」 福島(被災地)の子どもたち向け
保養プラン (締切12月23日)

http://kyoto-sien.blogspot.com/2011/12/blog-post_09.html

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あったかい道ハウス 現在の受入状況について

只今、1月末日までの滞在予約を受付けています。


福島県以外からの応募も可能です。(関東以北)

 札幌の中心部から車で20分の森と川に囲まれれた静かな住宅地にあるリフォームしたばかりのキレイな宿泊施設で過ごしませんか?

 お迎えするのは札幌の民間受入団体「ようこそあったかい道」と先に避難して札幌に住まれている皆さんです。

 福島県を問わず3.11以降、放射能による影響によって、お子様への不安を少しでも解消したいとの多くの声をいただき受入させていただくことになりました。

 財源の少ない民間団体の企画ですので、至れり尽くせりのサービスは出来ませんが、施設の利用料は無料とさせていただいております。
 各県から来られている親子さんと交流しながらリラックスした数週間をお過ごしください。
【場所】 札幌市西区平和

【施設】 旧保養所 改装済み 全26部屋 食堂・厨房・風呂2か所(共同)、洗濯機完備→施設の詳細はこちら                         
【環境】 ・徒歩圏内の環境・・・図書館、病院、公園、川、遊歩道
 ・交通機関・・・施設前にバス停 ・大自然に囲まれ川の音、森の香りが漂う静寂な環境
【期間】 ※5日間以上最大50日までの滞在が条件  ※現在、2012年1月31日までの滞在を予約受付中です。
【交通費】基本は自己負担です。被災地により10名以上の人数がまとまって来られる場合は北海道の交通費支給を活用することが可能ですのでご相談ください。

【対象者】①関東以北に住民票があり震災の影響で生活に不安を持っている方 ②18歳未満のお子様が一緒に滞在される方
【定員】26世帯 (1部屋3名.4名を超える場合2部屋使用)
【参加費】宿泊費無料  自己負担(現地までの交通費、自炊費用)
※炊事用品・洗濯機・布団・暖房等完備しております。

【主催】 ようこそあったかい道 【共催】 みちのく会、みちのくキッズ
【後援】 ㈱ベガースウィンドル、(有)ベテランズ、㈲丸勝ふじさき、鳥勝 ㈱ルーツ・オブ・ジャパン

【申込・問合せ先】 come@attakaido.com

2011年11月29日火曜日

福島の子どもたちへ 冬休みは川崎でプチ保養
至急!締切12月3日に延長


 このブログで、もっともアクセス数が高いのは(リンクをはって下さっている方もいるので)、現在、「セシウムも子どもの甲状腺に蓄積」http://kyoto-sien.blogspot.com/2011/07/blog-post_11.htmlですが、テーマでいうと、子どもの保養・キャンプに関する情報へのアクセスが圧倒的に多かったです(特に7月頃)。最近、アップした冬休みの受け入れ情報にもアクセスが集中しています。
 やはり、秋以降の受け入れ情報が少なく、需要のある方に必要なインフォメーションが行きわたっていないためでしょう。「伝えるボランティア」の意義を感じます。
 そこで、今回も、冬休みの子ども受け入れ情報をお伝えすることにします。場所は神奈川県川崎市(ちなみに私・滝澤の故郷)です。12月3日で締め切りました。
申込用紙などのPDFは、次のページからダウンロードできます。
http://fukushima311.seesaa.net/

●追加情報
NEW!  私たちも受け入れプランつくりました!
「京都で冬休み」 福島(被災地)の子どもたち向け
保養プラン (締切12月23日)

http://kyoto-sien.blogspot.com/2011/12/blog-post_09.html


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「冬休みは家族で!プチ保養in川崎」開催のお知らせ

福島で子どもを抱え避難生活をしている家族の方々へ


福島第一原子力発電所の事故による放射能の拡散は長期化が予想され、未だ終息の気配を見せません。お子さんを抱えるご家庭では不安を増大させていらっしゃることでしょう。

「福島の子どもたちとともに」川崎市民の会では、7~8月にサマースクールを開催して福島の子どもたちに夏休みを過ごしてもらいました。引きつづき、少しでも福島の子どもたちとその家族をサポートしたいと考え、冬休み期間中のプログラムを企画しました。

≪ スケジュール ≫

期間・・・ 2012年1月4日(水)~7日(土) 3泊4日

場所・・・ 川崎市民プラザ
      (神奈川県川崎市高津区新作1-19-1)

※設備 : 温水プール、体育館、幼児用屋内遊び場、
     レストラン、日本庭園

内容・・・ 家族単位の自由行動

初日に夕食付きウェルカムパーティを開催します

その他参加自由のオプション企画を用意しています

参加者には詳しいご案内をお送りします

参加対象・・・ 福島県内在住の未就学児のいる家族

参加費用・・・宿泊費(食事なし)は無料、他に大人1人につき1万円、子ども1人につき5千円の食費補助があります

交通手段および費用は各自でご用意ください(駐車場完備)

募集人員・・・16家族 (宿泊室定員 5人8室 6人8室 計16室)

≪ プチ保養 in 川崎 申 込 先 ≫

「福島の子どもたちとともに」川崎市民の会


FAX:044-742-5111

E-mail:fukushima.children.311@gmail.com

申込締切 12月3日(水)

※応募者多数の場合は抽選とし、12月10日(土)までに応募者全員に結果をお知らせします

問い合わせ先:
0 9 0 - 6 9 2 6 - 9 2 1 8
※電話では問い合わせのみで参加申し込みの受け付けは致しません。

≪個人情報の取り扱いについて≫

申し込みに際して提供いただいた個人情報は、主催者が責任を持って管理し、本事業の遂行に必要なこと以外には 使用いたしません。

主 催 「福島の子どもたちとともに」川崎市民の会

≪ http://fukushima311.seesaa.net ≫


〒214-0014 神奈川県川崎市多摩区登戸2258
  NPO法人ぐらす・かわさき気付

後 援 川崎市

2011年11月28日月曜日

12月1日(木) ゴー!ゴー!ワクワクキャンプ2011
報告会  「ゴーワクのちから」

ゴーゴー!ワクワクキャンプの報告会と報告書のお披露目が、今週の木曜日に昼と夜の2回開かれます。子どもたちの受け入れ活動に関心のある方はぜひ、足をお運び下さい。
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ゴー!ゴー!ワクワクキャンプ2011報告会
「ゴーワクのちから」

日時:2011年12月1日(木)
写真展:15:00-20:00
報告会 昼の部:15:30-16:30
夜の部:19:00-20:00
会場:キャンパスプラザ京都2階ホール
(京都駅烏丸口を西へ3分、ビックカメラ向かい)

・↓地図のアドレス
http://www.consortium.or.jp/contents_detail.php?co=cat&frmId=585&frmCd=14-3-0-0-0

参加費:500円(報告書・ドリンク付き)
夕方18時からは軽食をご用意しますので、プラス500円をお願いします。

申し込み制ではありませんが、食べ物を用意する関係で、事前に出欠の連絡をいただければ幸いです。また、マイ箸&マイカップのご持参をお願いします。

出欠の連絡、詳細・問い合わせは55wakuwakucamp@gmail.com
まで

2011年11月24日木曜日

福島のこどもたち 冬休みの受入れプラン(締切)/北海道・横浜・愛媛

ふくしま会議で知り合った、「福島の子どもの笑顔と元気応援プログラム」の穴澤さんから、ご紹介いただいた冬のサポートプランをお知らせします。(締切済みの情報でした。私のエラーです。ごめんなさい 12月2日 滝澤)
http://fukushima-kids.org/index.html
http://fukushima-kids.org/5_bosyu.html


●追加情報
NEW!  私たちも受け入れプランつくりました!
「京都で冬休み」 福島(被災地)の子どもたち向け
保養プラン (締切12月23日)

http://kyoto-sien.blogspot.com/2011/12/blog-post_09.html
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福島の子どもの笑顔と元気応援プログラム

- ふくしまキッズ冬のプログラムの募集要項- ※11/1 現在

1.募集人数

「北海道プログラム:100人 横浜プログラム:170人 愛媛プログラム:30人」
 
2.参加資格

福島県内に住居をもち、この事業計画に賛同する家庭の小学1年生~中学3年生の子どもたち。
ただし、冬のプログラムは、受け入れ地域によって以下の制限がありますことをご了承願います。

北海道:小学3年生~中学3年生の子どもたち(幼児、障がいのある児童・生徒は不可)
横 浜:小学1年生~中学3年生の子どもたち
(兄弟での参加の場合は幼児も可。障がいのある児童・生徒の参加も可。ただし両方とも保護者同伴での参加とする)
愛 媛:小学1年生~中学3年生の子どもたち(幼児、障がいのある児童・生徒は不可)

※ 参加を希望する子どもと保護者は、12月の事前説明会に出席を条件とします。
12月10日(土)郡山労働福祉会館 13:30~16:00(10分前に終了)
12月11日(日)福島県青少年会館 09:30~12:00(10分前に終了)

3.募集期間

参加受付開始:平成23年10月23日(日)~平成23年10月31日(月)

※追加募集があった場合は、都度HP上で周知致します。

4.申し込み~参加までの流れ

1.HP、または携帯(QRコード読込み)により、申込みフォームを送信してください。
     ※申し込みフォーム以外での受付はしておりませんことをご了承ください。

2.抽選で参加者決定します。
※参加可否については、11月1日(火)~11月3日(木)にて全てメールでお知らせします。

3.参加決定後、1週間以内に入金してください。
※生活保護家庭の方は同期間内に生活保護受給者証の写しを事務局まで提出ください。

5.運営・主催・体制

主催: 福島の子どもを守ろうプログラム実行委員会
事務局: SOCC子どもを守ろうプロジェクト協議会
札幌市中央区北6条西25丁目3-35-210(NPO教育支援協会北海道 内)
電話011-643-3313

詳細はこちら
6.期間・日程・プログラム

北海道プログラム日程
横浜プログラム日程(神奈川県)
愛媛プログラム日程(愛媛県)
7.お正月の過ごし方

横浜プログラム Aコース
12月30日(金)~1月4日(金)まで家族で自由行動となり、その際の宿泊費は、参加費に含まれておりません。

愛媛プログラム
12月31日(土)~1月3日(木)まで家族で自由行動となり、その際の宿泊費は、参加費に含まれておりません。

お正月期間のホテルなどについてはご家庭で選んでいただいても結構ですし、現地本部でもいくつかの協力ホテルなどを割安でご紹介します。
宿泊施設の詳細

8.参加費について

●子ども全てのコース一人30,000円(交通費含む) すべてのプログラム・コースとも同一費用としています。
※同伴保護者の費用については1日4,000円×日数を参加費に追加ご負担頂きます。

●生活保護家庭の方:
・子ども・・・全額無料
・保護者・・・一般家庭と同じ(参加費)30,000円+(滞在費)4,000円×日数
※生活保護受給者証の写しを事務局まで提出していただく必要があります。

●障がい児とその保護者:
  ※身体障害者手帳の写しを事務局まで提出していただく必要があります。
・子ども・・・全額無料
・保護者費・・・ 保護者か専門性を持ったサポート役の同伴を参加条件とし、 滞在費は他の保護者同伴時の半額とします・・・(参加費)30,000円+(滞在費)2,000円×日数

9.キャンセルについて

●申込書提出後キャンセルが発生した場合、その旨を必ずご連絡ください。
キャンセル料については、出発日を基準としてキャンセル料金を申し受けます。
・出発日の14日前から8日前は5,000円
・7日前から出発前々日までは8,000円
・出発前日は参加費の半額
・出発当日以降のキャンセルは全額申し受けます。

●なお、返金手数料として一律2,000円(振込み手数料+諸経費)を申し受けます。

●キャンセルはFAX・E-mail・郵送のいずれかの方法で早めにその旨(参加者のお名前、参加予定組、連絡先、 参加費入金の有無を明記)を事務局までご連絡ください。(電話不可)
事務局に書類などが到着した時点でキャンセルの受理といたします。参加費を納入しないことはキャンセルの 意志表示にはなりませんので、ご注意ください。

●キャンセル料の返金につきましてはプログラム終了後(平成24年1月10日以降)になりますのであらかじめご承知おきください。
●出発時、定刻に遅れた場合は当日キャンセル扱いとなります。
●なお当日キャンセルの場合は、集合場所に保護者の方がおいでいただき、スタッフに伝えてください。

10.主催側が活動を中止と判断した場合について

新型インフルエンザなど天災(地震・台風・大雪など)やその他の理由(インフルエンザ・開催地に深刻な被害のある場合など) により主催者側で安全にプログラムが実施できないと判断した場合、FAX・E-mail・お電話など申込書に記載していただきました連絡先に 直接ご連絡させていただきます。
  なお、交通災害(道路遮断)等により日程に支障を来たし予定通りプログラムを実現できないと判断して 中止する場合も含みます。また、主催者側がプログラムを中止と判断した場合、納入いただいた参加費より、返金手数料として一律2,000円 を除いた額を返金いたします。(なおプログラム開始後の天災などの不可抗力な原因による活動期日の短縮の場合は返金できませんので あらかじめご承知おきください。)

11.安全管理と保険について

●各種活動フィールド、施設、移動手段等は、基本的に安全確認済みのものです。

●活動フィールドの下見と対策、リーダー研修の実施、参加者への安全教育など、危険を最小限にするための安全対策を講じておりますが、 設備、備品、活動において危険や事故がないということを保証することはできないということをあらかじめご承知おきください。また、 万が一に備えて主催者側で下記のとおり一定の傷害保険に加入します。(疾病は適用されません。)
有事の際は、主催者側の過失の有無にかかわらず、その保険によって補償あるいはお見舞いいたします。

2011年11月22日火曜日

野イチゴ、木イチゴ、野生のベリー類やキノコに
特に注意を!~チェルノブイリの教え~


 岩波書店「科学」11月号は、“チェルノブイリの教え”というタイトルで、チェルノブイリ事故の影響評価に関する特集号になっています。福島原発事故に関心を寄せる人にとって、必携・必読です。

 今回も、著作権の問題を顧みず(ごめんなさい!)、このなかから、鷲谷いづみさんの「原子力災害が野生生物と生態系にもたらす影響と人々」という記事の一部を引用して、ご紹介します。13節からなる本文から、1節のみの引用です。全文をお読みになりたい方は、ぜひ「科学」11月号をお手にお取り下さい。(元の文章にある植物種の学名は煩雑なので、引用者の判断で省略してあります)

http://www.iwanami.co.jp/kagaku/KaMo201111.html

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野生のベリー類やキノコの汚染

 野生のベリー類の放射性セシウム(Cs-137)による汚染も顕著であった。地域の人々によって森や湿地の恵みとして採集利用されるビルベリー、ブルーベリー、コケモモ(いずれもツツジ科スノキ属)、野生のイチゴ、キイチゴ類などの汚染が特に注目された。ビルベリーとコケモモにおける蓄積量が大きく、ビルベリーで74、コケモモでは67というTR引用者註1)が報告されている。また結実期には放射能が果実に濃縮されるという測定例も報じられた。

人々が採集利用するキノコ類の汚染も多く報告された。子実体(いわゆるキノコのこと…引用者)のCs-137比活性引用者註2)と土壌の汚染度との間には相関が認められ、同じ種類のキノコでも土壌の汚染度に応じてCs-137濃度の測定値に500倍以上の違いが認められた例もある。ウグイスチャチチタケ、ナラタケ、ニセイロガワリの子実体のCs-137比活性(引用者註2)が土壌の汚染度に対して、指数関数的に増大したとする報告もある。

菌類は菌糸を広く張り巡らしてミネラルを吸収する。放射性セシウムはその化学的性質が植物の三大栄養素の一つであるカリウムと似ている。栄養の乏しい樹林やツンドラでは、菌糸は広い面積から他のミネラルとともに放射性セシウムを集めて子実体に貯める。

なお、キノコの広域にわたる汚染は、チェルノブイリから相当遠く離れた地域からも報告された。局所的汚染地域(ホットスポット)の森林でのキノコの汚染の著しいこと、チェルノブイリから1000㎞も離れたフランスの山岳地帯において、キノコ類を常食するイノシシにきわめて高い汚染が認められた例などがある。

樹木と共生する菌類、菌根菌は、集めた放射性セシウムをカリウムと同じように共生する樹木に供給する。それが葉に移行し、やがては落ち葉になり土にもどる。キノコを餌にする動物の排泄物や遺体に濃縮された放射性セシウムは局所的に土壌を高度に汚染する。このようにして土壌に戻った放射性セシウムを再びキノコ類の菌糸が吸収する。いったん土壌の汚染が起こると、食物連鎖、腐生連鎖、および共生関係などを通じて、生物全般に厄介な放射性物質の生態系における循環が始まる。

 ノルウェイやポーランドなどの高緯度地方では、Cs-137による地衣類(菌類と藻類の共生体)の汚染が特の顕著であった。

引用者註1:TR値とは、(ベクレル/kg 植物バイオマス)/(キロベクレル/㎡ 土地面積)と定義される値。要するに、1平方メートル当たりの放射能汚染が、植物にどれほど影響を与えているかを捉える、ひとつの目安である。

引用者註2:鷲谷さんは、比活性(specific activity)という言葉を用いていますが、これはおそらく、比放射能(specific radioactivity)の誤解ではないでしょうか。比活性は主に化学(あるいは生化学)の世界で使われる言葉で、この問題にふさわしい使われ方ではないように思われます。これを比放射能、すなわち単位質量当たりの放射能の強さ(たとえば、ベクレル/kg)と考えると、前後の文脈からすんなり理解できます。

 

2011年11月18日金曜日

ふくしま会議(11月11~13日)参加報告


宮腰さんと二人で、ふくしま会議に参加しました。

初日(11日)の午前中には、現在郡山市在住の佐藤拓未さん宅で、旧交を温めるとともに、情報収集・意見交換をいたしました。長い浪人生活で、拓未さんは、ややお疲れのようでした。
 午後は、全体会に参加、この場で、シャロームの大竹さん、渡邉さん、吉野さん、負げねど飯舘の佐藤健太さんらと再会。散会後、いったん渡利にあるシャロームの新しい事務所を訪れ、私は懇親会へ。宮腰さんは、徹夜で運転のため、静養。
 懇親会では、北海道札幌市で、精力的に被災者受け入れ活動をされている、みかみめぐるさんとお話をする機会にめぐまれました。(懇親会参加者は50人余りか)

 ほかにも、10人ほどの初対面の方と歓談し、名刺交換をしました。(もっとも、私の名刺は画用紙で作ったインチキな名刺ですが…)

2日目(12日)は、午前中は、私は、「こども」(正式名称 いのち:こどもの今、そして未来)のセッションに参加。宮腰さんは「放射能と向き合う」のセッションへ。

ベラルーシの医師、ジミナ・ナジェージダさんは、比較的冷静に、実情を話されていました。また、お母さんが、2人(おひとりは避難後、おひとりは京都に避難予定)、苦しい胸の内を話されました。また、避難済みのピアノ講師の方も報告。

午後は、「放射能と向き合う」のセッションへ。宮腰さん、渡邉さんも同席。住民ボランティアの自主的除染について、賛否両論、意見のやりとりがありました。

帰りしな、拓未さんと、飯舘出身の2人の青年と、渡邉さんもまじえて交流。ここでも、貴重なお話をうかがうことができました。



3日目、大波の餅つき・収穫祭へ。餅つきにちょっとだけ参加。できた餅は、たらふく頂戴しました。吉沢さんの仲介で、地元農家の方のお話を聴き(娘さんの避難の話)、その後、ヒラタケ、シイタケ、ナメコ、柿等の採集に向かう。

みなさん、一人残らず、苦悩されているようすです。こうした地元の方のマインドに、少しでも近づき、理解しようとする姿勢が、支援者にとって第一に大切だ、と当たり前のことを再確認したところです。

帰京後、大波地区の米から、基準値越えの値が検出された、との報(630ベクレル/キログラム)にふれ、宮腰さんともども、大変ショックを受けました。地元の方々の受けた衝撃を思うと、言葉がありません。

(文責 滝澤 寛)

ふくしま会議HP
http://www.fukushima-kaigi.jp/


2011年11月9日水曜日

11月23日(祝) ほっこり♪ つどい場!
キャンプイン京都・宇治報告会&イモ煮会


 今夏、京都の宇治市で、福島の家族向けのサマーキャンプを実現された、板倉さんたちのグループによる報告・交流の集いが、11月23日(水・祝)に開かれます。ご関心のある方、お近くの方は、ぜひ、足をお運び下さい。
 お子さん連れの方が対象になっています。

過去ブログ:キャンプ イン 京都・宇治(8月19日~22日)7家族24名を迎えて無事成功しました!
http://kyoto-sien.blogspot.com/2011/09/in81922-724.html

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ほっこり♪つどい場!

宇治市周辺の子育て中の親子と、東日本からこられたご家族との交流会を開催します。子育てについておしゃべりしたり、お庭で冒険したりしたあとは、いろりを囲んでほっこり。。。 そんなひとときを味わいにきませんか?
日 時: 平成23年11月23日(水・祝)
     10:00~15:00
場 所: 三室戸保育園木幡分園
さんりん舎 地図は別掲
対 象:0歳からの子どもさんとその家族
参加費:一家族 500円
申込み:不要
お昼ご飯にみんなで「いも煮」を作って食べましょう!おにぎりとおやつはもってきてね!

宇治に冒険遊び場をつくろう会のうさぎはらっぱもやってるよ
泥遊び、大工、べっこうあめ作りもできるかも・・・子どもたちは一日思いきり外遊び

サマーキャンプ報告会 10:30~11:30
今夏、福島から京都に来てくれた7家族とのサマーキャンプの活動報告をします。ぜひご参加ください。

協力:三室戸保育園 
子育てを応援するいろんな情報もあります。ぜひお立ち寄りください。

主催:キャンプin京都・宇治プロジェクト
後援:宇治市社会福祉協議会、子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク
お問い合わせ<電話&FAX>0774‐26‐2996 <E-mail>saeko115@ares.eont.ne.jp
<世話人>板倉佐恵子(代表)、馬見塚珠生、柘植 彩

2011年11月6日日曜日

11月23日(祝) 第二回「悲願会」
 被災者茶席ご招待/京都・法然院

 支援する会をいつも応援して下さっている茶道家の新居万太さんから、京都近郊に避難していらっしゃる被災者の方を招待する茶席の案内をいただきましたので、ご紹介します。

法然院の写真は「京都の旅コラム」から拝借しました。http://rakutabi.kyo2.jp/e154292.html

●法然院サンガ 第二回「悲願会(ひがんえ)」
http://www.honen-in.jp/N-0228-J.html
新居万太さん関係の過去ブログ
●5月5日子どもの日、わくわく!キャンプで茶会
http://kyoto-sien.blogspot.com/2011/05/55.html
●4月30日第一回福島現地報告会の感想を頂きました
http://kyoto-sien.blogspot.com/2011/05/430.html

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法然院サンガ 第二回「悲願会」 2011年11月21日~27日
~一切衆生の成佛を祈り、被災者に心を寄せ 
被災地の復興に関はる決意を表し、今後の生き方について考へる一週間~

第二回「悲願会」にて、再びお席をもたせて頂きます。
どなたでも来て頂ける気軽な茶会です。
薄茶一服のみ、作法など無用です。
時間内、随時お入り頂けますが、小さなお茶室ですので、暫時お待たせする事もあらうかと思ひます。法然院の閑寂野中で、ごゆっくりお過ごし頂ければ幸ひに存じます。

と き/2011年11月23日(祝)午前10時より午後4時まで在釜

ところ/法然院・左京区鹿ヶ谷

http://www.honen-in.jp/MAP-001-J.html

かいひ/おひとり1000円お願ひ致します・子供は無料です

(ただし、被災者の方、東北・関東から避難して来られた方は無料ご招待とさせて頂きます。受付でお申し出下さい)

山猫軒茶の湯研究会 新居万太

電話 075‐721‐9534

2011年11月2日水曜日

11月26日(土)第9回障がい児・者のための音楽会
クリスマスコンサートのお誘い/滋賀


  支援する会を応援して下さっている滋賀県立大学の竹下秀子さんから、以下のようなお誘いのメールを頂戴しましたので、そのまま転載します。被災地から関西圏に来られている方、ぜひ、足をお運びになってください。(下の写真は、ゆるキャラブームの火付け役になった、彦根のひこにゃん)
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第9回 障害児・者のための音楽会 クリスマスコンサート
と  き: 11月26日(土)13時~
参加費: 無料
場 所: 滋賀県立大学交流センター
http://www.usp.ac.jp/japanese/campus/acs_map1.html
最寄り駅:JR東海道本線 南彦根駅
内 容: 滋賀県立大吹奏楽部コンサート、風船ショーほか

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 こんにちは。滋賀県立大学人間文化学部の教員で竹下秀子と申します。
 さて、私どもが顧問をしている「滋賀県立大学ボランティアサークルHarmony」というグループが、東日本から滋賀県に転入されているお子さんたちを、自分たちの活動に招待したいということで、上掲のような案内ちらしを作成し、該当者に届けようとしております。
 滋賀県教育委員会に情報が該当者の皆さまに届くよう、ご助力をお願いしているところですが、貴会のお力もお借りできればありがたく、メールさせていただきました。
 現在、滋賀県には幼稚園、小・中学校、高校を合わせて87名の方が転入、在籍されているようで、保護者の方のなかには、貴会ブログを閲覧されている方もいらっしゃるだろうと思います。

 京都府に転入されている方でも、JR琵琶湖線に乗ってひこにゃんの彦根城を観光がてらお越しくださることも大歓迎です。

2011年11月1日火曜日

11月5日(土) ゴーゴー!わくわくキャンプ報告会/京都・宇治

 京都、ひいては関西圏における子どもたちの受け入れ活動で、先駆的な役割を果たしたゴーゴー!わくわくキャンプの取り組みについて、主宰者のおふたり、久保田美緒さんと芝奈津子さんが、11月5日(土)に京都の宇治でお話をされます。みなさん、ぜひお集まり下さい。
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「福島の子どもたちと若者たちの2011年夏 
ゴー!ゴー!ワクワクキャンプを主宰して」 
2011年11月5日(土)宇治

平和の会 不戦の集い
~世代を超えて平和をかたる~プレ企画

【日時】 2011年11月5日(土)15:00~17:00
【場所】 宇治市民会館(宇治橋西詰)0774-21-2804
http://spogaku.pref.kyoto.lg.jp/institution/160.html
【主催】 平和の会
【問合】 宇治市宇治蓮華47 山田晴美0774-24-7107
語り手:ゴー!ゴー!ワクワクキャンプ主宰者
久保田美緒さん、芝菜津子さん

 福島第1原発事故の一番の被害者は子供たちです。住み慣れた家を離れ、友達とも別れての避難生活。あるいは家族離れ離れの避難。マスクをして登校する子どもたち、校庭で遊べない、プールで泳げない日々。さらにこの先長い期間放射能被曝におののく毎日が続きます。子どもたちに少しでも手を差し伸べたい。そう思った若者たちが、被災地の子どもたちを招く「ゴー!ゴー!ワクワクキャンプ」という企画を立て、行動に移しました。始めたのは京都精華大学の卒業生二人。二人の思いは広がって、多くの若者たちが参加し、5月のゴールデンウィークに5日間、そして8月には30日間に及ぶキャンプをやり遂げたのです。どんなきっかけで始めたのか、どんなことが見えてきたか。お二人の話を聞き、私たちにできることを考えてみたいと思います。