宮腰さんと二人で、ふくしま会議に参加しました。
初日(11日)の午前中には、現在郡山市在住の佐藤拓未さん宅で、旧交を温めるとともに、情報収集・意見交換をいたしました。長い浪人生活で、拓未さんは、ややお疲れのようでした。
午後は、全体会に参加、この場で、シャロームの大竹さん、渡邉さん、吉野さん、負げねど飯舘の佐藤健太さんらと再会。散会後、いったん渡利にあるシャロームの新しい事務所を訪れ、私は懇親会へ。宮腰さんは、徹夜で運転のため、静養。
懇親会では、北海道札幌市で、精力的に被災者受け入れ活動をされている、みかみめぐるさんとお話をする機会にめぐまれました。(懇親会参加者は50人余りか)
ほかにも、10人ほどの初対面の方と歓談し、名刺交換をしました。(もっとも、私の名刺は画用紙で作ったインチキな名刺ですが…)
2日目(12日)は、午前中は、私は、「こども」(正式名称 いのち:こどもの今、そして未来)のセッションに参加。宮腰さんは「放射能と向き合う」のセッションへ。
ベラルーシの医師、ジミナ・ナジェージダさんは、比較的冷静に、実情を話されていました。また、お母さんが、2人(おひとりは避難後、おひとりは京都に避難予定)、苦しい胸の内を話されました。また、避難済みのピアノ講師の方も報告。
午後は、「放射能と向き合う」のセッションへ。宮腰さん、渡邉さんも同席。住民ボランティアの自主的除染について、賛否両論、意見のやりとりがありました。
帰りしな、拓未さんと、飯舘出身の2人の青年と、渡邉さんもまじえて交流。ここでも、貴重なお話をうかがうことができました。
3日目、大波の餅つき・収穫祭へ。餅つきにちょっとだけ参加。できた餅は、たらふく頂戴しました。吉沢さんの仲介で、地元農家の方のお話を聴き(娘さんの避難の話)、その後、ヒラタケ、シイタケ、ナメコ、柿等の採集に向かう。
みなさん、一人残らず、苦悩されているようすです。こうした地元の方のマインドに、少しでも近づき、理解しようとする姿勢が、支援者にとって第一に大切だ、と当たり前のことを再確認したところです。
帰京後、大波地区の米から、基準値越えの値が検出された、との報(630ベクレル/キログラム)にふれ、宮腰さんともども、大変ショックを受けました。地元の方々の受けた衝撃を思うと、言葉がありません。
(文責 滝澤 寛)
ふくしま会議HPhttp://www.fukushima-kaigi.jp/
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