2011年5月8日日曜日

5月5日子どもの日、わくわく!キャンプで茶会

みなさま、支援する会の滝澤です。
前の記事に引き続き、新居さんから寄せられた心温まるメッセージを掲載します。ぜひ、お読みください。私にとっても、忘れがたい”子どもの日”になりました。
また、この場を借りて、子どもキャンプの実現に尽力された久保田さん、芝さんをはじめ、精華大学の学生諸君、OG、OBのみなさん、その他スタッフのみなさまに敬意と感謝を表します。お疲れ様!そして、本当にありがとう!
(原稿は新居さんから5月5日に頂戴したものです)
*********************************************************
万太です。

今週は二つの茶会をしました。

まず、5/3火曜日に、法然院の震災チャリティ・第一回「悲願会」に参加させて頂きました。
梶田ご住職の呼び掛けで、5/15/7まで毎日、多彩なイベントが続きます。
呼び掛けはこんな風です。
「(略)また、被災された皆様に心からお見舞いを申し上げます。計画停電や放射能汚染により、直接被災されていない皆様も御不自由な生活と存じます。京都から出来ることは限られておりますが、復興への道程が長く続くことになりそうですから、時機に応じて被災者支援に取り組んでゆきたく存じております。佛教における『悲願に生きる』とは、一切衆生の成佛を願い、全ての生きとし生けるものに対する慈しみと悲しみの想いを表す菩薩行を実践することにあると存じます。(略)ご参加をお待ち申し上げております。合掌・梶田真章」
 
同時に寺内のあちこちでイベントが行なはれるので、時に方丈から聞こへてくる優しい歌声や、弦楽四重奏がBGMとなって不思議なムードの茶会になりました。
例によって、出入り自由のオープン茶会のつもりだったのですが、今回は四畳半の本格的茶室をお借りする事になって、何だかホンマの()茶会みたいになっちゃいました。
急に決まった事でご案内もままならなかったのですが、予想もしない多くのお客様にお越し頂き、嬉しい悲鳴と云ふヤツでした。

いずれにせよ5月か6月には、また沖縄茶会をしなくてはと思ってゐたのです。そこに震災があって、しばらくは沖縄の事を気持の隅に追ひやってゐたやうにも感じ、何だか心苦しいやうな思ひでした。けれども、少し時間が経って、オキナワのこともフクシマのことも根っこはまるで同じと思へるやうになりました。
それで今回の茶会では、沖縄茶会の御旗「命どぅ宝」の軸を掛けさせて頂きました。当日実際に掛けてみて、今、この場で、この軸を懸けることで気持の中にストンと落ちるものがありました。軸を中心とした道具組をするうち、自分の中では、沖縄に思ひを寄せながら、東北、そして福島に向けた茶会になるかも知れないと云ふ想ひがふくらみました。
望外に多くのお客様にお越し頂けたことは、たくさんの方がこのたびの事に心を寄せられてゐる証左でありませうが、それぞれのお気持に添ふものであったかだうかは、いつもながら心もとない事ではあります。

次から次のお客様で、私の器量ではとてものことに「静かな祈りの時」とはなり得なかったことと思ひます。ただ、いくばくかの思ひは共有して頂けたのではないか・・・、さうであらう事を願ふばかりです。
お客様90名余、頂戴した会費(お一人500円以上と云ふ事でお願ひしてゐたのですが)は92,500円にもなり、その全額を法然院に志納しました。全く有り難ひ事でした。
志納した金額は法然院を通じて直接被災地に送って頂くことになります。


そして今日は5/5。子供の日に子供たちを招いて茶会をするなんて初めての事でした。美しい竹林の中で夢のやうな時間を過ごしました。

精華大学の学生を中心にしたグループが、福島・宮城の子供をゴールデンウィークの間受け入れ、のびのび過ごしてもらふと云ふワークキャンプのメニューにと声が掛かりました。
子供たちがオチャなんて喜んでくれるやろか?、大学近くの野外って?、ないないづくしで何が出来るんやろ?と、???ばかりで下見に向かふと、よく手入れされた見事な竹林に案内されました。
この時期、勢いの良い青竹が美しく、立派な筍がそこここに顔を出してゐます。私は野外でのお茶は、まずしないのですが、この竹林には心を動かされてしまひました。
と云っても、学生さんが用意してくれた3枚の畳の上にカセットコンロを置いてヤカンを乗せただけのお席です。回りを囲む青竹に、鯉幟を描いた丈の長い軸と、椿を入れたかごの花入れを掛けました。5年前の5月の茶会に一度だけ使ったこの軸は、まるでこの時の為にあったかのやうにぴったりと青竹に添ひました。
やがて元気な元気な子供たちがやって来ました。2人の男の子と6人の女の子。きちんと正座し、柏餅を食べ、お茶を美味しく飲んでくれました。みんながお代りをしてくれました。一口飲んで苦手さうな顔をしてゐた子も結局お代りしてくれました。何服も飲んでくれる子もゐました。何人かは、自分で点ててスタッフにふるまひました。畳から出ると、走り回って転げまわって絶へる事なく遊びます。そしてまた戻ってきてお茶を飲んでくれます。
「子供の日」を絵に描いたらこんなかな?とさへ思へる景色でしたよ。

子供はこんな風に元気に走りまわって、転げまわって、自分達でどんどん遊びを創って楽しみ、叫び、笑ふ。子供はのびのび。子供はのびのび。
お茶だって屈託なくのびのび受け入れてくれる。すごいモノです。

(マスクをしたまま、走り回ることもさせてもらへない健康な子供たちの不幸をあらためて思ひます)
彼らの何人かは、友達と別れ既に京都に移住してゐる。何人かは、明日被災地に戻る。
はじけるやうな子供たちを見てゐると、ほんたうに子供たちを守ってあげなければと思ふのです。

機会を与へて頂いた滝澤さんと、子供たちのためにほんたうに一生懸命だった、久保田さん・芝さんを始めとするワークキャンプのスタッフの皆さんに、深く深く感謝します。
若い人達がすばやく動いてカタチにして行くのは素晴らしい事だと思ひます。そして子供たちの笑顔を見れば、この取り組みがどれだけ大きな意義を持ち、実効性があったかはっきりと分かります。
ほんたうにありがたう。


こんなに心に残る子供の日は初めての事です・・・。


とりあへず、ご報告まで。



0 件のコメント:

コメントを投稿

メールを送って頂ければ読者登録いたします。Follow by Email