2011年10月2日日曜日

福島の被災農家採用情報/滋賀

 また、宮腰吉郎さんのツイッターからの情報ですが、滋賀の農業生産組合による福島県の被災農家採用情報をお知らせします。9月28日付、産経新聞記事です。
伊吹農業生産組合URL http://www.zb.ztv.ne.jp/breath-farm/home.html
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滋賀で農業続けませんか 福島の被災農家に参加呼びかけ
■米原市で受け入れ準備

 東日本大震災による津波や原発事故で苦しむ福島県の農家に、滋賀で農業を続けてもらおうと、米原市が受け入れ準備を進めている。複数農家が共同で農地を運営する市内の集落営農組織と協力し、臨時組合員として働いてもらうプランだ。まだ福島県から申し込みはないが、市内の集落営農組織3団体が受け入れの手をあげた。市は福島県を通し被災農家に参加を呼び掛けており、すぐにでも立ち上げられる態勢だ。

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 滋賀県は関西広域連合で福島県の支援担当になっており、米原市も福島県に職員を派遣したり物資を送ったりして支援。さらに、福島県の被災地では、津波や福島第1原発事故の影響で農業が難しくなっていることから、新たに事業を計画した。

 事業は「水源の里まいばら 被災地支援・協農プラン」。まず被災地の自治体が、震災で失職した人たちを助ける国の緊急雇用対策事業を活用し、被災農家を募り米原市に派遣。同事業に基づき最大2年間、市内にある集落営農組織で「臨時組合員」として働く。被災農家は給与を得て家賃免除の空き家で生活し、家族帯同も可能だ。

 市は今年6月3日に市内の集落営農組織向けに説明会を開いたところ、約20団体が参加。このうち3団体から協力の申し出があり、受け入れ態勢が整った。

 ただ、事実上、耕作地を一時的に放棄して滋賀県に移住することになり、参加農家を集めるのが難しい現状で、市は募集を呼び掛け続けている。

 協力する集落営農組織の1つ「ブレスファーム伊吹」(米原市伊吹)は組合員50人で、約30ヘクタールの農地を運営。伊富貴(いぶき)忠司組合長(67)は「壊滅的に被災した農地の現状を報道で見ると、同じ農業者として耐えられない思いがする。復興の先行きが見えない中、簡単に故郷を離れられないと思うが、来られた被災者には精いっぱい支援したい」と話している。

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