2022年3月30日水曜日

ウクライナと原発

 チェルノブイリ原発がウクライナにあることは、つとに知られるところです。このことからも容易に想像がつくように、ウクライナは原発へのエネルギー依存率が極めて高い国のひとつです。

やや古い統計ですが、2011年の東日本大震災直前の資料によると、総発電量に占める原子力発電の割合は、フランス(76%)、スロバキア(53%)、ベルギー(51%)に次いで、ウクライナは47%(依存率世界第4位)となっています。 

出典:世界の中の日本を知る 世界ランキング 国際格付けセンターhttp://top10.sakura.ne.jp/IBRD-EG-ELC-NUCL-ZS-2010.html#areaUKR

あれほどの事故を経験しながら、なぜ原発をやめられないのか、という疑問や批判は当然あるでしょうが、日本も脱原発を果たせていないわけですから、この問題はここでは深追いしません。

ただし、戦争と原発、戦時の原発というのっぴきならない問題が現実のものとして、今度の戦争で世界全体に突きつけられたことだけは、間違いありません。

図の出典:国立研究開発法人 日本原子力研究開発機構

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