2011年9月4日日曜日

キャンプ イン 京都・宇治(8月19日~22日)
7家族24名を迎えて無事成功しました!













 台風12号の猛威による被害の大きさに心塞ぐ昨日今日ですが、気を取り直して、よき知らせをお伝えしたいと思います。
 
 京都の宇治市で8月19日から22日にキャンプを主催された板倉さんから、8月26日にご報告いただきました。さきごろ、文章掲載の許可を頂き、写真も送って下さいましたので、あわせてご紹介します。
 このキャンプについても、私たちは何もお手伝いできませんでしたが、板倉さんがキャンプの広報のために単身福島を訪れた際に、郡山市や伊達市の社会福祉協議会の関係者をご紹介するなど、ささやかながら情報提供を致しました。板倉さんの奮闘に心から敬意を表すとともに、板倉さんの思いが、このように大きく花開いたことをとても嬉しく思っております。
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滝澤さま

御無沙汰しています。
キャンプin京都・宇治の板倉です。
8月19日から22日までのサマーキャンプは、天候に恵まれたとは言えませんでしたが、悪天候もプラスに変えて、無事に終えることが出来ました。
ご報告が遅れましたが、皆さんとても満足そうに帰っていただけたと思っています。

7家族24名の参加とボランティア28名総勢52名のキャンプとなりました。
子どもたちを対象にと思っていたキャンプでしたが、ひょんなことから家族対象になりました。
そのことがかえってよかったと思えたキャンプでした。
盛りだくさんの内容でしたが、大人も子どももそしてボランティアもそれぞれに楽しむことが出来ました。
自然を、宇治の歴史をそれぞれに満喫してもらって、ひと時であっても、放射能を意識することなく、おおいにはじけてもらえたらと思っていましたが、それが実現できたと思います。一番はやはりプールでした!福島の子どもたちの現実です。雨の時は、「放射能は大丈夫?」、「京都の雨は大丈夫よ!」といった会話もあったようです。
お父さん、お母さんと一緒に、また、ボランティアの学生たちとはしゃいてでいた子どもの中には、喜びの体験を780%と表現してくれたと、これまで感情をおさえていたわが子の変化を喜んで語られたお母さんもいらっしゃいました・・。
このキャンプでは、現実の厳しさを話し合いという形で共有する時を持つことは、悪天候の影響からプログラムの変更をせざるを得なくなり、かないませんでしたが、福島県の中通りの方ばかりだったので、横のつながりは出来たようでした。お母さん方とは、プログラムの合間に、時々現実を聞かせてはいただきました。
幼時から中3までの子どもたちも、横のつながりも作っていきました。楽しそうに生き生きとしていました。きっと、今後もつながっていくことでしょう。
昨日から新学期が始まり、「現実に引き戻された」、「今後のことは真剣に考えている」といったメールもいただきました。
キャンプの終わりには、今回の体験を喜びと感謝で語って下さった方が多かったですが、今後は別の形での関わりができていくかもしれません。これから、どうしていくのかは我々にも課せられています。
今回のキャンプは、6月28日にやろうと思い立ち、7月5日に何もないところから3人でプロジェクトを立ち上げてこの日を迎えるという、今思えば超スピードで動いたことになります。一握りの家族の方との交流ではありましたが、この夏、各地で同じようなキャンプが行なわれてきました。多くの方が、つながっていることを感じられたのではないでしょうか?ゼロからの出発したキャンプでしたが、多くの方の賛同を得られたからこそ実現しました。形にできなかったお気持ちを、いろいろな形でたくさんいただいたと感じています。
この震災が決して風化することのないようにと願っています。

まだ、反省会も出来ていませんが、とりあえずのご報告をさせていただきました。

キャンプin京都・宇治
板倉佐恵子


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