2012年5月19日土曜日

日食出前授業、無事終えました

みなさま
 先日、呼びかけた日食出前授業ですが、17日には福島県南相馬市(真野小学校)、18日には宮城県山元町(山下小学校)で、無事、実現することができました。直前の呼びかけにもかかわらず、この企画の実現に向けて、お力添え下さった保護者のみなさま、学校関係者のみなさま、教育行政関係者のみなさまに、この場を借りて、厚く御礼申し上げます。とりわけ実施校でお世話になった真野小学校の松岡校長先生、山下小学校の千葉校長先生はじめ、教頭先生ほか、日々学校現場で奮闘していらっしゃるすべての先生方に、感謝の思いを捧げたいと思います。
 当日のようすは、思いがけずNHK福島放送局の取材を受けたので、おそらく数日のあいだだとは思いますが、福島放送局のHPでアーカイブ録画映像をご覧いただけます。「はまなかあいづ」の17日放送分です。
http://www.nhk.or.jp/fukushima/hamanaka/
 20分55秒くらいから23分09秒くらいまでですので、よかったらご覧下さい。NHKのアナウンサーのなかでも、私が好きなアナウンサーのひとりである伊藤博英アナが、笑顔で紹介してくれていることがうれしいです。お子さんのようすも写っていますので、真野小の保護者の方も当日のようすがわかりますので、ご笑覧いただけると幸いです。
なお、この日のニュースでは、ベラルーシの子どもたちが、福島市の中学校を訪れ、交流を深めた、というニュースも報じられています(12分頃~)。こちらのニュースもぜひあわせてご覧下さい。

 なお、行かなければと常々思いながら今日まで果たせなかった、津波被災地を訪れた感想を、保護者の方に宛てたメールのお返事をお借りして、以下にご報告しておきます。


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 連絡が取れずすみません。
 昨晩の宿泊先はネット環境がなかったもので、メールを見ることができませんでした。
 せっかく、お近くまで参ったのに、お話を伺うことがかなわず、ご挨拶もできず恐縮です。
 そのかわりと言ってはなんですが、校長先生が長時間、対応して下さり、帰りも長距離バスの発着場までお送り頂き、短時間ではありましたが、被災地の実情の一端をうかがうことができました。
 放射能の問題に限らず、被災地の問題解決までの道のりは、まだまだ険しいな、と感じました。

 ともあれ、真野小の子どもさんたちは熱心に話を聴いてくれて、最後は6~7人もの児童から質問攻めにあいました。お世辞抜きでこんなに反応がよいのは珍しいことで、被災地の希望は、やはり子どもたちだな、と思いました。
 
 本日(18日)は幸い、宮城県教育委員会(教育庁)のご配慮で、山元町の山下小で、同様の授業を行うことができました。
 ここでは、学校に到着するまでの30分ほどのあいだでしたが、地元のタクシー運転手の方にガレキ処理場の近くまで、案内して頂きました。聞きしにまさる、という表現は穏当を欠くかもしれませんが、その膨大なガレキの山の大きさに、解決の道のりの遠さを感じました。
 焼却施設はつい最近、稼働を始めたばかりだ、とのお話でした。

 山下小では、4年生で1回、5,6年生をまとめて1回、合わせて2回授業の時間を頂戴しました。昨日と比べて、やや時間配分に失敗し、質問の時間を十分取ることができませんでしたが、プロジェクターを片付けている最中に、子どもたちが寄ってきて、いろいろと質問をしてくれました。
 短期間の広報不足、準備不足の取り組みでしたが、被災地の2校の小学校におじゃますることができて、私としては満足です。今回は単発的な取り組みでしたが、今後何ができるか、ということも合わせて考えていきたいと思います。

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