2011年8月8日月曜日

【講演・交流会】 チェルノブイリ被災地からアントン・ブダビチェンコさんを迎えて (明日9日・大阪)

 いつもお世話になっている振津さんから、チェルノブイリからのゲストの講演会の案内をいただきました。明日・9日のことですが、お時間のある方は、ぜひ、ご参加ください。

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【講演・交流会】 チェルノブイリ被災地からアントン・ブダビチェンコさんを迎えて
~ロシアの子ども達の「夏保養キャンプ」の経験に学ぶ~

8月9日(火) 午後6時半~/大阪市立総合生涯学習センター(大阪駅前第2ビル5階)
主催:チェルノブイリ・ヒバクシャ救援関西
問い合わせ:090-3941-6612(ふりつ), cherno-kansai@titan.ocn.ne.jp
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アントンさんは、ロシアのブリヤンスク州のノボツィプコフという街に住んでおられる人です。ここは今の福島で「避難区域」に指定されている地区の「下限」と同じほどの汚染レベルの「高汚染地域」(555,000-1,480,000ベクレル/平米)にある街です。アントンさんが9歳の時にチェルノブイリ事故が起こりました。街の人口が多く、政府からの十分な支援がうけられない中で、移住に伴う経済的な負担が大きかったこと、また周囲からの差別など、現実的に様々な困難な問題を抱え、結果的に住民は街全体で留まることを選択せざるをえなかったのです。
そんな中で学校の先生をされていたアントンさんのお父さん(4月に来日)が、地区の若者たちと一緒に、お年寄りや障害のある子どもたちをサポートする活動を始めたことが、この街で「ラディミチ/チェルノブイリの子どもたちのために」というNGO設立のきっかけになりました。
このNGOが中心になって、ドイツの市民団体などのサポートも受けながら、地域で、甲状腺がんの検診、障害者のリハビリ、汚染から身を守るための住民への情報提供、チェルノブイリを風化させないための展示など、様々な活動に取り組んできました。
アントンさんは、お父さんと一緒に子どもたちのサークル活動などを指導するようになりました。そしてロシアの非汚染地域での夏キャンプ「ノボ・キャンプ」の取り組みもはじめました。このキャンプは、ボランティアの若者たちが創意工夫をこらして取り組んでいるとてもユニークなものです。「チェルノブイリヒバクシャ救援関西」は、ベラルーシの汚染地域クラスノポーリエの子どもたちの「ノボ・キャンプ」への参加支援に4年前から取り組んでいます。

今回の来日は、原水禁の招聘によるものです。
7月末に来日し、新潟、福島、鹿児島、広島、長崎の集会や大会でアピールをされ、最後に大阪に来て頂けることになりました。
8日の昼間には、今、京都精華大学の施設で若い方々が取り組んでいる福島の子どもたちを迎えての「夏キャンプ」も訪問し、交流しました。

ご参加、よろしくお願いします。



アントンさん

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