例によって、時間が経つと忘れてしまうことが多く、ブログに書き込むのも億劫になってしまいますので、あまりまとまってはいませんが、ひとまず、ご報告をしておきます。
今回お世話になった、陸前高田カモメネット(代表・後藤和利さん)は、津波によって流されてしまった住宅跡地に土を入れて耕し、花や野菜の種をまいて、少しでも景観を改善しよう、市民の憇の場を作ろう、というプロジェクトです。
5月17日(金)の午後、京都から新幹線で東京へ移動し、23時東京発の夜行バスで陸前高田に向かいました。今回はボランティアの定員割れのために座席に余裕があり、2席を占有してからだを横にすることができました。そのため、比較的楽に過ごせましたが、満席だったとすると、かなりしんどい旅になったかもしれません。
移動中のバスの車窓から切り取った一枚
陸前高田は、昨夏訪ねた山田町と面積はそれほど変わりませんが、一望できる市街地の広さは格段に広く感じました。以前は家々が立ち並び、活気に満ちていたであろう市街地は、震災から2年以上経った今も、荒野同然の有り様でした。昨年山田町を訪ねたときに目立った住宅の基礎は、草が伸びたり、あるいは、土地のかさ上げの工事が始まっているためか、陸前高田では、あまり目にとまりませんでした。荒涼たる景色が続いているとはいえ、真新しいプレハブの商店があちこちで営業を始めていることが印象に残りました。
陸前高田といえば、「奇跡の一本松」ということで、ここへも案内していただきました。近くまで行くとその高さに驚かされます。
作業の合間や宿泊先で、同行したほかのボランティアの方や、代表の後藤さんから、貴重なお話をたくさんうかがいましたが、稿を改めて、また詳しくお伝えしたいと思います。(滝澤)
作業地の畑からはすぐ近くに港が見えます |
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